令和2年度のスタートにあたって

               校長 浦沢 雄一

今、実行する時

 昨年度末に16名の職員が本校を去り、本年度12名の職員が着任し、総勢34名の教職員がそろいました。そして本日、2年生109名、3年生97名による始業式が行われました。2日後には1年生97名が入学し、303名の生徒が元気よく学校生活を送ることになります。

 

 昨年度の3学期は「次のゴールを定め、何をするのか、自分で決める。」ということを学校全体で行ってきました。そして、昨年度に引き続きこの一年間「自立 貢献 ができる生徒」を目指そうと生徒には話しをしました。

 ですから、西初石中学校の生徒は「頑張ることを具体的に持っている」はずです。「頑張る!」といったぼんやりとした、精神論ではなく「することが明確になっている」はずです。是非、今、始めてほしいと願っています。

 世の中は、感染症拡大予防で大きな騒ぎになっています。「命」はかけがえのないものですから、慎重で、的確な「判断」「行動」「責任ある言動」が必要です。正に西初石中学校が目指す「自立」「貢献」の態度が大切です。

 中学生は、大人の考え方や行動を理解することができる年齢です。小学生とは違います。一方、大人と同じにできないことも無論あります。今、「自分に何ができるのか」「どうしたらよいのか」よく考え、判断し、行動してほしいものです。今こそ、西初石中でつけてきた力が試されます。大変な時ではありますが、力を合わせて、この大変な時を乗り越え、素晴らしい1年間にしていきたいものです。

 そして、6つの資質・能力(探究力・コラボレーション力・共生力・自律力・情報活用能力・創造力)を育て、本校が社会に対して負っている使命「未来を切り拓く力をもった生徒を育成する」をしっかりと果たしていきます。

 PTA活動を通して保護者の皆様と、地域学校協働活動を通して地域や学校ボランティアの皆様と力をあわせて、子供を育てまいります。それが地域の一員の責任を果たす学校の姿だと考えています。

 様々な困難を抱えながらのスタートではありますが、これを逆に「好機」ととらえて教育活動を展開していきます。どうぞよろしくお願いします。

(令和2年4月6日)